あほたれ報告

地味なオバハンです。流行の最先端は自分で決めます。(ウソです。流行に疎いだけです。)生活に役立つことは・・・、あ~、無理です。

カラスムギごはんが炊けました。1

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(2013.05.20撮影)

 

数年前から「すてきだなぁ。」と思っていた植物は
「カラスムギ」という名前だった。

 

カラスムギはオートミールの原料の「燕麦(えんばく)」の仲間らしいが
私は燕麦についての知識も経験も皆無。

 

燕麦の名前の由来がツバメの尾羽の形からきているらしい。
うまい名前をつけたものだ。

 

(酔ってインターネットを検索した内容なので、本当のところは知らない。)


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(2013.05.20撮影)

 

カラスムギの実?種?は
熟すと黒っぽくなった籾(もみ)が落ちる。
(籾が落ちたあとのぬけがらは、白くて軽くてすてき♪)

 

散歩の途中でカラスムギの実(?用語が分からない)をひとつ引き抜いてみたら
思いのほか実が充実していた。


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(2013.05.21撮影)

 

ので、「食べられるかも♪」と、たくさん採ってきた。

 

採ってから
インターネットで、カラスムギでオートミールを作って食べた方の記述を拝読して
「毒じゃない(っぽい)」のが分かったので
日に当てて乾燥させた。

 

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(2013.05.23撮影)

 

からりとした好天が続いた。

 

ツバメのしっぽにあたる毛?(特にねじれた黒いヤツ。「芒(のぎ)」)が手に刺さって凶器なので
新聞にはさんで揉んで、だいたい取った。


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(2013.05.23撮影)

 

籾(もみ)を取ろうと、力を加減しながら、すり鉢とすりこぎ。
力をこめると食べられそうなところが壊れた。

 

すりこぎのかわりに手指などでやったりしたが
幾重かの厳重な籾をすべて取ることは出来なかった。


息や風で籾がらと食べられそうなところを分けたかったが、うまくいかなかった。
「カラス〇〇=有用ではない植物」と名付けた人は正しい。





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(2013.06.02撮影)

 

結局

 

あほほど長い時間と手間をかけて、籾のほとんどを手でひとつひとつ剥いて
米でいうところの「玄米」の状態にした。
これ以上、私にはむくことが出来ない。


作業中どの段階でも、産毛のような細かい毛が舞った。(外での作業必須。)
カラスムギ玄米?の毛を取りたくて、すり鉢の中でやさしく擦ったりしたが
取り切れなかった。


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歯医者で麻酔をして昼食が遅くなりそうな午後
麻酔が切れるまでごはんが食べられそうもないので
「カラスムギごはん」を炊いてみた。

 

無洗米と押麦と紫黒米と、カラスムギ。
カラスムギは、毛があたるといかんので、水で何度も洗った。


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1時間ほど吸水させて、圧力鍋で炊いた。

 

フタを開けたときに立ち上ったかおりが「ごはん」と少し違った気がしたけれど、炊けた。と思う。

 

(万が一食べられないものが出来たら困るので、1合半。1合半なんて少量、はじめて炊いたよ。圧がかかるまで中火。圧がかかったら、圧が抜けない程度の弱火にして3分ぐらい。フタを開けずに15分ほど蒸らす。)



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炊けたそれぞれの粒(つぶ)。


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食べてみた。

 

薄茶色のカラスムギは、もちろん前歯で。
(かたい食べものが好きなくせに、現在奥歯に難アリ。)

 

押麦に似たぷりっとした噛み心地。
ひと粒ひと粒を噛むと微妙にアクっぽいかんじがあるが
食感としては「アリ」だと思った。

 

黒米のごりごりしたかんじもいいが、カラスムギの食感の方が好み。

 

美味しくて、つい2膳食べてしまった。

 

(この話続く。)