(2022.07.20.「麦わらを手に入れた(Mugiストローライフ岩倉) - あほたれ報告 」の続き)
(2022.06.00.)
愛知県岩倉市の「 Mugiストローライフ岩倉」さんの作業場にうかがって、麦わらを分けていただいた。
うれしくて仕方ない。
あれこれ作って、麦わらで作れるものは何だろう?と考えていたら、「麦わら帽子」に行き当たった。
麦わら帽子は、麦稈真田(ばっかんさなだ)という、麦わら(麦の茎=麦稈)製のテープ状のものをぐるぐる縫って作るらしい。
インターネットに教えてもらった真田編み。
「Mugiストローライフ岩倉」さんの麦わらで真田編みをしてみたが、硬くて私には編めそうになかった。
「麦わらがどの位あれば麦わら帽子が作れるのか?」も分からない。
麦わら帽子か…。
(よだれ)
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(2022.06.11. 「Mugiストローライフ岩倉」さんの作業場)
(刈り取った麦の、節や、はかまや、割れている茎を床に落としながら、麦わらストローと工作に使えそうな材料づくりの作業をしていらっしゃった。)
あぁ。
作業場の「踏んでいるもの(麦のはかま)」で帽子が作れないか?
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「麦のはかま」は、麦わらを節(ふし)ごとに切る作業をしている今しか手に入らない。
そう思ったら我慢できなくて、次の週の作業日にまたお邪魔した。
(2022.06.18.)
麦わらを切る手伝いをせず、床のはかまを拾い集めて、一抱えいただいた。
他に麦わらもいただいた。
帰宅して、はかまの「茎に巻いてあるところ」と「葉」を分けた。
使いたいのは「茎に巻いてあるところ」。
葉は弱い。
麦のはかまの真田編み、こんなかんじでいいかなぁ。
材料を継ぐタイミングが難しい。
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麦のはかまの真田編みが15mぐらい出来た。
飽きてきたし、帽子のための真田編みが合っているかどうかもよく分からないので
帽子に縫い始めた。
(2022.07.08.)
縫い始めが激しく難しい。穴だらけだ。
糸をほどくことが出来なくて、真田編みを切ってやり直したりした。もったいない。
大筋(おおすじ)は合っていると思うけれど、真田編みが雑に見える。うーん。
「出来ないなりに、形にすれば学ぶことがあるだろう」と
このまま帽子を作ることにする。
「初めてやることは出来なくて当り前、初めてやることは出来なくて当り前。」と
子ども相手の工作で必ず言う言葉を自分に言い聞かせて。
(2022.07.15)
帽子の形はいいかんじになりつつある。
作業は楽しい。
けど、私が作りたい帽子とはちょっと違う。
全部最初からやり直したいような。
いやいや、
とりあえず形にしよう。
反省会はそれからだ。
(2022.07.19.)
約15mの真田編みを使い切り、「つば」の補強分ぐらいを編み足して、とりあえず完成。
(「つば」の外側のひと回りは真田編みを二重にした)
(2022.07.19.子どもたちが「古民家」と言う自宅の、台所兼脱衣所兼洗面所の鏡で撮影。いろいろはずかしい。)
なんか、いいかも。
というか、ワタシちゃん帽子を作っちゃったよ!!!
愛知県産麦の「はかま」の帽子。
「愛知県産麦わら帽子」って言っていい?
よく見るとツッコミどころ満載なんだけど、そんなことはどうでもいいや。
いい帽子が出来たと思う。
この夏はこの帽子で過ごそう。
(あんまり外に行かないけど。ひひ。)
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<帽子以外の反省など>
2022年6月に愛知県岩倉市の「 Mugiストローライフ岩倉」さんにお邪魔して、麦わら材料をご厚意でいただいた。
作業場で、居心地がよく気持ちいい時間を過ごしたことや、麦わらを分けていただいたことに、「ありがとう」を何兆回言っても伝え切れないくらい感謝している。
私は工作材料がたくさんあることにはしゃぎ過ぎて「いいんですか?いいですか?ください、いただきますっ。」と、麦わらを奪うようにいただいた。
「材料にならないであろうものであっても、部外者(わたし)が好き放題にしてはいけない」ことを理解していなかったし、失礼なことが多かったと思う。
「材料代を払います」で片付く話では無いと思っている。
きちんとお返しをしたい。けれどお返しが出来ない気満々。あぁ。
何を言っても言い訳にしかならないので、とりあえず反省終わり。
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(2022.08.00.)
麦以外のあれこれが気になって、7月から非公開で書きかけているブログ記事(このページ)を忘れる瞬間が多くなってきた。
ちゃんと書きたい気持ちはあるが、書けそうにないので、とりあえずインターネットの海に流すことにする。
6月から7月にかけて、私は麦わらを触ってとても楽しい時間を過ごした。
8月になった今も、分けていただいた麦で毎日楽しく過ごしている。
ありがとうございました。
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麦のはかまの帽子はふたつ目に取り掛かっている。
真田編みが少しは上手になったと思う。
麦のはかまが足りるかどうか?
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<おまけ(私についての説明)>
私がたくさんの麦わらに狂喜乱舞したのは
ブログで「材料費ほぼタダ 」というカテゴリーを作るぐらい、自然素材の制作が好きだから。
その中の「草かご 」づくりは、実に役に立たない制作なのに忘れられない楽しいひと時だった。
私は作ったもののほとんどを誰かにあげるか捨てるかしてきたし
これからもそうすると思う。
(本当はお金と取り換えっこしたいけど、自分に値段をつけることが出来ない。)
飽きっぽくて、同じことをやり続けることが出来ない自分が残念だ。
ま、そんなかんじです。
2022.08.03.
(2022.08.22 麦わら帽子づくりは続く - あほたれ報告 へ続く)