時間が止まったままの場所

時間が止まったまま、朽ちるにまかせている場所。

アートの人と行ってみたら、草刈り機が時間をかき混ぜていた。

私たちは蔵を見せてもらって、草刈りの人に蔵についての話を聞いた。
（私はアートの人のあとをついて回っただけ。）

アートの人は鼻息荒くあちこち見たり写真を撮ったりしていたけれど
私は蔵の何をどう見たらいいのか分からないので

形だけ写真を撮って

写真を撮って。

草刈りで追い出された虫たちをながめていたら
カマキリ（チョウセンカマキリ）が飛んできた。
「うちに来る？」と、ギンナン拾い用ビニール袋に入ってもらった。

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蔵の向こうは、私が毎日歩いている道。

ここにあった日常。
ここにある日常。

止まったままの時間に引きずり込まれそうな不思議なかんじだった。

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草刈りをしていなければ
蔵のにおいをかぐことが出来なかった。

アートの人は蔵に呼ばれた。
私はカマキリに呼ばれた。

ふふ。

（アートの人の蔵のブログ記事はコチラ。カッコいい～。）

　＜20160521追記＞
アートの人のブログ記事リンク切れ。
どこかにありそうだけど、酔ったのでみつけられない。